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いま、生活期リハでは何が起きているのか?

今回は九州、熊本にて事業拡大しているEMIAS(エミアス)グループ、法人統括部長の山口さんにインタビューしました。テーマは生活期リハの現状と課題についてです。

※EMIASグループについてはこちらの記事から

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はじめに

私の理学療法士としてのキャリアのスタートは総合病院でした。その後EMIASに転職し、リハビリデイサービスの立ち上げ、管理者たちのマネジメントを行ってきました。その経験を踏まえて感じていることや今後の課題についてお話していきます。私は大きく3つの問題が生活期リハの業界にあると考えています。それは①対象者が幅広い②地域で活躍する療法士が少ない③クオリティの問題です。

①対象者が幅広い

生活期で仕事をしていて感じていることは年々、介護保険サービスを利用する方が増加していることです。厚生労働省によると、今後の介護保険利用者の増加推移は年間14.8万人ペースとも言われています。また、世代交代も進んでいます。いわゆる団塊の世代が対象に入ってきたことで、従来型のやり方が通用せず、多様な価値観に合わせたサービス提供が必要。つまり特徴のない万人受けサービスではなく、なにかに専門特化した特徴を尖らせたサービス形態かオーダーメードやカスタムができる必要があります。世の中を見渡しても、○○専門店や自分好みにカスタムできるサービスがありふれています。我々の業界も世の中の常識に寄せていく必要があると考えています。

※介護予防に特化したリハビリデイ、リハビリセンターsmile-スミレ-について

▶︎https://smile-kumamoto.jp

 

あとは、健康に関する価値観、死生観などに変化がみられること。介護予防のための介入を行政から求められたり、在宅看取りを支援できることだったり、対象者やニーズの広がりがあります。

つまり生活期リハにおいて、「予防事業」→「通所」→「入所」→「終末期の看取り」と幅が広いこと。かつ毎年約15万人ほど対象者が増えているという点は、生活期の現状最大の課題であり、逆転の発想としてはチャンスであるともいえると思います。

②地域で活躍する療法士が少ない

公益社団法人日本理学療法士協会が出している統計情報によると、在籍先の約8割が病院診療所等、デイや訪問リハといった生活期リハにはたった1割しか在籍していないとされています。

先ほど述べたように、対象者は増加し幅も広がっているにも関わらず、担い手が非常に少ないため、活躍のチャンスは大いにあると言えます。では、なぜ地域で活躍する療法士が少ない現状があり、そして増えてこなかったのでしょうか。

 

次回に続く。

 

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